裏表のない本音のつき合い

動物

動物と会話するということはどんな感覚だと思いますか?
アニマルコミュニケーターの中には子供の時から自然に動物と話ができた人と、私のように練習してできるようになった人がいます。

アニマルコミュニケーションは言葉を使わずに、会話ができるんです。
それも瞬時に!

コミュニケーションできると・・・

ある晩、夜中にふと目が覚めました。普段ならベッドの横で寝ているはずの犬のラン丸が、
じっと私を見つめていたんです。
いつもとは違うと感じて、どうしたの?と聞くと
お腹が痛い・・・
えっ!飛び起きて、外でトイレする? お腹さすろうか?と聞くと、真っ先に玄関に向かいました。
お腹がゆるかったのを我慢していたんです。
ラン丸は夜中に声を出したわけでも、鼻や手で起こされたわけでもありません。ただ寝ている私に静かに話しかけていたんです。

私たちは散歩しているときに、今日は右に曲がっていく? それとも左に曲がって別のコースにする?と相談します。
そうすると彼は今日はこっち!と私を先導します。時には私の顔を見上げて、どっちでもいいよと言います。
意見が分かれることもあります。
散歩が短い場合は不満を言いますが、今日は用事があって忙しいからと言うと、スッと納得してくれます。声に出さなくても会話できるんです

アニマルコミュニケーションを勉強していた頃には、どんな風に会話するのか全くわかりませんでした。ただ自分のペットと会話ができるようになりたい、その想いだけで講座に通って勉強しました。最初はできているのか、できていないのか、全然自信がなくて、自分の成長も感じられませんでした。だから途中で練習を中断することも度々です。

ここでアニマルコミュニケーションを習得する前に、挫折する人も多いですね。
でも何度くじけても、自分はやっぱり動物が好きなので、なんとか練習を続け、やっとできるようになりました。

コミュニケーションができるようになる前の私は、自分がリーダーになるために犬は訓練して
散歩コースも自分で決めていました。でもコミュニケーターになってから、動物の見方が変わりました。犬を従わせるような躾には、私にとってあまり意味がないように感じたんです。

人間は動物よりもエライわけではありません。無理に従わせるものではないと考えています。

動物より人間の方がエライ?

人は本音とたて前を使い分けします。人間社会でうまくやっていくには、必要なスキルですがストレスの原因でもあります。

動物は常に本音だけです。
好きなモノは好き。嫌いなモノは嫌い。
裏表がありません。とてもシンプルです。

動物には心の中で考えるだけで、すぐに伝わります。言葉を使わないから、伝わってしまうんですね。
だから彼らもコミュニケーションをとりたくない時は、感情に蓋をしてしまいます。

人間の言葉も理解しています。
だから発している言葉と頭の中の考えが違うとき、彼らは戸惑うんですね。本音で生きている彼らに、ウソはつかないでください。

犬や猫には動物としてのそれぞれの習性があります。それに同じ種類の動物でも個性があります。
日本人だから皆同じことを考えているわけではないし、同じ体験をしても、人によって感じ方が違います。同じ映画を見ても印象に残るシーンが違いますよね。

犬だから、猫だからこうだと、決めつける前に、この子はどうなのだろうかと理解しようとしてください。

ペットとの関係には、友人同士、兄弟姉妹や良いライバル、仲間のような関係と色々あります。
自分がペットを守る親のように考えていても、動物の方では対等だと考えていたり、逆に自分が飼い主さんを守らなければと考えている子もいます。

ラン丸は私のことを仲間だと考えています。共同創造する仲間だそうです。
我が家の猫コナツは私のことを母親だと思っています。寂しくなるとニャーニャーと私を呼びます。よく話をする子です。コレして、アレしてと甘えてきます。

それぞれの子にはその子の個性があり、関係性も様々です。

ラン丸は私以外の人にも話しかけています。ご近所のママさんにも話しかけています。
ランちゃんは目で訴えてくるよねと言われました。

ペットがあなたを見つめているとき

ペットを飼っている人は、思い当たることはありませんか?
何かを訴えかけてきているような目。
動物に見つめられるということは、あなたに話しかけているんですよ。

ただ人はそれを受け止めきれないだけ。

双方向で意思疎通ができると、口先のお世辞なんてすぐに分かってしまいます。動物とは本音で向き合わないと。

人は誰でもアニマルコミュニケーションができます。ペットを飼っている人は、自然に彼らに話しかけていませんか?そうするとちゃんと聞いてくれていますよね。こちらを見ていなくても耳がピクピク動いていたり、尻尾だけで返事をしたり。そんな時には彼らはあなたに、お返事しているんです。

後は彼らのコミュニケーションをあなたが受け止めるだけ。

それには心を静めて、ジッと相手に注目してください。
心をオープンにしてください。
そうすると頭の中に浮かんできます。
何となくそんな気がする・・・

それがアニマルコミュニケーションです。
頭の中に響いてくるんです。
この感覚がつかめたら、あなたも動物と会話できます。

動物が好き、動物と話をしたいと思うなら、きっとあなたもアニマルコミュニケーションができるようになります。何度挫折しても大丈夫。もう一度トライすればいいのですから。

コミュニケーションができるようになると、ペットとの生活がもっと楽しめます。
本音で付き合う双方向のコミュニケーションは、毎日の生活をもっと幸せにしてくれます。

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