【動物の本音】ペットは洋服を着ることをどう思っている?

動物

ウチの子の気持ちを知りたい

ペットを飼っていると、うちの子は何を考えているんだろう?うちに来て幸せかなぁって思うことはないですか。
お留守番ばかりで寂しく思っていないかしら?もっと気持ちが分かれば嬉しい。

動物と気持ちのやり取りができる、それがアニマルコミュニケーションです。

今まで数々の動物たちと話をしてわかったことがあります。動物たちは人間の行動を見て不思議に思うことがあるそうです。それは見方が違ったり、大事にしていることが違うからなんですね。

お互いの気持ちのすれ違いをなくす

ペットは飼い主さんをどう見てるか気になりますよね。私達アニマルコミュニケーターは単に動物との通訳をするのではなく、お互いの気持ちのすれ違いをなくすサポートをしています。

ある飼い主さんは毎日仕事に行く時に、お留守番させて寂しくないだろうかと心配して、アニマルコミュニケーションを希望されました。その子はもちろん飼い主さんが側にいないと、さびしいと言ってます。

でも飼い主さんは仕事に行かないといけない、その狭間で苦しんでいました。

それを動物に理解してもらうには、人に対して説明するのとちょっと違います。彼らはどうして毎日出かけて行くのかがわかりません。自分たちと一緒にいると嬉しそうなのに、夜帰ってくると疲れた顔をしていたり、不機嫌になっています。

なぜそこまでして毎日仕事に出かけて行くのか。動物たちにとっては不思議です。

ペットは飼い主さんをよく見てる

それはお金の概念がないから。人間は働きに行ってお金というものを稼いでくること。そのお金であなたのご飯やおやつと交換できるのよ。と、そこから説明します。

それらを最初から理解している子もいますが、元々は動物にはお金はただの物体です。それは食べられませんし、動きません。でもお金を食べ物や欲しいものと、交換することができるということを話せば理解できます。

そうすると今度はおやつが欲しくなったら、早く仕事に行ってお金を持ってきてよと言うようになります。そんなに簡単ではないのにね。

こんなことがありました。飼い主さんとお買い物へ一緒に行く犬は、お財布からお金を出しているのをいつも見ていました。

ある時、散歩の途中で茂みへ顔を突っ込んで、ゴソゴソと何かを探しています。そして顔を出したと思うと何かをくわえていました。飼い主さんは何を拾ってきたんだろうとみると、それはお財布!
犬は嬉しそうにホメて~と尻尾を振っていました。

動物にとってお財布は何の価値もありませんが、飼い主さんにとってそれが大事なものだと
理解しているんです。そんなことが2度もありました。

ペットは飼い主さんのことをよく見ています。家族同士の関係や日常の行動パターンも、飼い主さんが苦手だなぁと思う人には動物も警戒します。飼い主さんをよく理解しています。

うちの子は仕事や家事が一段落するのがわかり、お茶でも飲もうかなぁと考えた途端に、それまで静かに寝ていたのにムクッと立ち上がり「休憩しようよ」「おやつ食べる時間ですよ」と、目をキラキラさせながら駆け寄ってきます。

みなさんの家の子もそんなことはないですか?日頃どれだけ彼らが飼い主さんのことを、見ているかわかりますね。

ペットの感じ方はそれぞれ違う

別のセッションでは異動になって帰宅が遅くなるのが、心配だという飼い主さんがいました。2匹のワンちゃんにどう思っているのかと聞くと、ママには新しいことにチャレンジして進んでほしい。
私達はチームとして後ろで支えるから、お留守番も大丈夫よと言ってました。

よく人間の状況を理解している子達は、家族が幸せになるためにみんなで協力することを知っています。

ペットに洋服を着せることを、彼らがどう思っているのかと聞かれる時もあります。洋服を着ることが好きなのではなく、着た自分を見てみんなが笑顔で喜んでいる。洋服を着た自分を見てみんなが笑顔で喜んでいる。可愛いと注目してくれることが嬉しい子もいます。

でも同じ笑いでも、からかってバカにして笑うのとは違いますよね。彼らはその笑いの違いを敏感に感じ取っています。笑いものにされるのは嫌で悲しんでいます。

洋服を着せることの良し悪しではなく、人がどんな感情のエネルギーで自分を見ているかを、彼らは感じていることを知ってください。

動物園の動物にも心があるのを知ってください

動物園の動物は一日中狭い檻の中にいて、大勢の人間に囲まれて生きてます。病気や食べ物の心配がなければ幸せなのでしょうか?人もずっと誰かの視線にさらされて、狭い範囲でしか動けなければ心がつぶれてしまいます。心を病んでいる子が多いのが悲しい現実です。

動物達にも心、感情があります。

保護猫活動をしているボランティアさんのところへ行った時のことです。10匹以上の猫たちがいて
子猫たちが無邪気に遊んでいる中で、少し離れたところから1歳くらいの子がジッと、私を見つめて話しかけてきました。

私も新しいお家へ行きたいのだけど、小さい子ばかりが選ばれるの。どうしたら新しい家族がみつかるかな?

保護された子達は自分たちの置かれた状況を理解しています。ここがずっといる家ではないこと
時々来る他の人間が自分達を、新しい家族に迎えてくれることを知っています。

でもなかにはお外で暮らしたがっている猫もいます。人と暮らすよりも、外の暮らしの方が性に合っている。そんな子もいるんです。

みんなそれぞれ好きなことも嫌いなことも違います。動物も人間と同じです。

動物達は大好きな飼い主さんのことをよく見ています。そして人間の習慣や価値観を理解しようとしているんです。私達も大好きな動物たちを笑顔にしたいなら、彼らの価値観を知ることが大事です。

良かれと思ってやったことが、動物にとっては嫌なことかもしれません。彼らがどう感じているのかを知ろうとするだけでも、それが彼らに通じます。気にかけてくれているのがわかると、もっと話しかけてきます。

アニマルコミュニケーションは人と動物達の気持ちのズレをなくして、お互いにもっと理解し合える関係を築くのに役立つ素敵なものです。

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