ある日の出来事
まだ戸隠に移住する前のこと、停車している次の電車に乗るため、ホームの一番前で並んでスマホを見ていました。
すると男性が電車に駆け込んで乗ろうとしたとき、はずみで私にぶつかってスマホを落してしまったんです。
でもぶつかってきた男性は、そのまま乗って行ってしまいました。
私は傷がなくて良かったと思いながら、落ちたスマホを拾いました。
その時「あれ?」と思ったんです。
私、イラっときてない。
太極拳の練習は、公園で行われました。心配していた天気も晴れて、とっても気持ちが良かったです。
でも、上から雨が一粒。こんな天気が良いのにと思ったら、鳩のフンでした。
ウンが良いんだろうか。。。
あれ? 私イラっときてない。
今朝はその前にも嫌なことがあったのに、全然怒っていないじゃない。
以前の私なら“背中に怒りのスイッチ”があって、瞬間的に怒っているはずなのに。
その事に驚きました。私ってそんなヒトだったかしら?
運の良し悪しは自分の気持ち次第
愚痴や悪口を言う人は、その人にだけ悪いことが起こるわけではなく、そのことに意識を向けていて心が一杯になるんですね。
自分が運が悪いと思っている人は、アクシデントが起こったら、それをいつまでも引きずっていて「運が悪い」と感じているんです。
アクシデントが起こっても誰が悪いとか、どうしてそうなったのか原因を追究せずに、気持ちを切り替えた方が楽です。そのことに気づいてから本当に楽になりました。
男性がぶつかってスマホを落としたことや、鳩のフンが落ちてきたことは、私がコントロールできることではありません。起きてしまったんです。
だから悪い出来事にいつまでも囚われていても、嫌な気持ちが長引くだけで起きたことがなくなるわけでもありませんし、もしかしたらもっと悪いことを引き寄せてしまうかもしれません。
その日は気持ち良く太極拳の練習も終わり帰り支度をして、ふと下を見ると100円が落ちてました。
これは運が良いってことでしょうか?(笑)
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